小型アンプヘッドVOX MV50は宅録で使えるかチェック!

ギタリストなら自前のアンプヘッドをスタジオやライブに持ち込んでいつでも自分の音をだせるようになりたいですよね。

私もギターを嗜むものとしてアンプヘッド購入を考えていましたがサイズが大きいことや価格が高いものが多く見られました。

運搬が楽で値段を抑えられたらいいなと思い、VOXから販売されている小型アンプヘッド MV50を購入しました。

スタジオでの活躍はもちろんですが、宅録でも十分に活躍できるコスパの良いアンプヘッドでした。

エフェクターもばっちり使用できるので小型のアンプヘッドで何を買おうか迷っている人にぜひおすすめしたいです。

小型アンプヘッドVOX MV50は宅録で使えるかチェック!

小型アンプヘッド MV50には5種類のタイプが存在し、クリーンからハイゲインまで幅広い音作りが可能となっています。

演奏を行うバンドやギターのスタイルに合わせて使用するといいですね。

MV50-CL Clean

主な仕様

  • コントロール:TREBLE、BASS、VOLUME
  • 入出力端子:INPUT×1、LINE/PHONES×1、SPEAKER OUT×1
  • プリアンプ:Nutube 6P1
  • パワーアンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
  • 電源:ACアダプター DC19V
  • 消費電力:3.43A
  • 外形寸法:135(W) x 75(D) x 100(H)mm
  • 質量:540g
  • 付属品:ACアダプター、電源コード

真空管特有のふっくらとしたサウンドが特徴的なクリーンタイプのアンプヘッドです。

重さが540gと軽量なので機材が多くなりがちなギタリストにはありがたいですよね。

アルペジオの煌びやかなサウンドから低音のどっしりとしたサウンドが人気の一品です。

MV50-BQ Boutique

主な仕様

  • 入出力端子:INPUT×1、LINE/PHONES×1、SPEAKER OUT×1
  • プリアンプ:Nutube 6P1
  • パワーアンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
  • 電源:ACアダプター DC19V
  • 消費電力:3.43A
  • 外形寸法:135(W) x 75(D) x 100(H)mm
  • 質量:540g
  • 付属品:ACアダプター、電源コード

ギタリストにとって伝説的なブティックアンプサウンドがMV50-BQ Boutiqueでは再現することが出来ます。

温かみのあるクリーンからリードに最適なオーバードライブまでしっかりとカバーすることができ、ピッキングのニュアンスを完璧に再現するこのモデルはMV50シリーズの中で一番真空管アンプらしいサウンドを奏でることが出来ます。

MV50-CR Rock

主な仕様

  • コントロール:GAIN、TONE、VOLUME
  • 入出力端子:INPUT×1、LINE/PHONES×1、SPEAKER OUT×1
  • プリアンプ:Nutube 6P1
  • パワーアンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
  • 電源:ACアダプター DC19V
  • 消費電力:3.43A
  • 外形寸法:135(W) x 75(D) x 100(H)mm
  • 質量:540g
  • 付属品:ACアダプター、電源コード

アグレッシブなディストーションサウンドが特徴的なMV50-Rockです。

MV50シリーズはNutubeを搭載しているので真空管アンプサウンドを忠実に再現していますが、このRockタイプの歪みは最高にロックです。

マーシャルのアンプを弾いているような歪み感がギタリストを魅了すること間違いなしの一品です。

音の張りがとにかく最高な一品。

MV50-HG High Gain

主な仕様

  • 入出力端子:INPUT×1、LINE/PHONES×1、SPEAKER OUT×1
  • プリアンプ:Nutube 6P1
  • パワーアンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
  • 電源:ACアダプター DC19V
  • 消費電力:3.43A
  • 外形寸法:135(W) x 75(D) x 100(H)mm
  • 質量:540g
  • 付属品:ACアダプター、電源コード

現代音楽に欠かせないハイゲインなサウンドを鳴らすことが出来るMV50-HG High Gain.

特筆すべき点は中音域をカット/ブーストすることができるCONTROL SWITCHを搭載しており、リフにぴったりの高低音を強調したエッジの効いたサウンドからリードに適した厚みのあるサウンドまで表現することが可能となりました。

とにかく歪ませたいギタリストにはおすすめの一品です。

MV50-AC

主な仕様

  • コントロール:GAIN、TONE、VOLUME
  • 入出力端子:INPUT×1、LINE/PHONES×1、SPEAKER OUT×1
  • プリアンプ:Nutube 6P1
  • パワーアンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
  • 電源:ACアダプター DC19V
  • 消費電力:3.43A
  • 外形寸法:135(W) x 75(D) x 100(H)mm
  • 質量:540g
  • 付属品:ACアダプター、電源コード

VOXのクランチサウンドを鳴らしたければこのMV50-ACで間違いありません。

真空管アンプ特有の図太くガツンとくるサウンドが特徴的で大迫力のドライブサウンドがギターを弾いていて爽快です。

GAIN全開での歪みサウンドはもちろん、GAINを0にして弾いた時のクリーンも気持ちいい音がします。

クリーンの音色はキラキラした中にも粘りがあるタイプのサウンドなのでバンドにより溶け込むような音色です。

宅録でのサウンドをチェック

今回は宅録でチェックするのはMV50-CL Cleanタイプです。

ギターは私が所有しているSGを使用し、ボリュームやトーンは全開の設定でギターを弾きます。

MV50-CL Cleanの背面にあるPHONES/LINEからオーディオインターフェースに音を送ります。

ヘッドホンをさせば真空管アンプサウンドを楽しむことができるので深夜の練習にも最適。

オーディオインターフェースはUR22を使用しています。

INPUT2のHI-Zボタンを押した状態でゲインは0の設定にしています。

オーディオインターフェース側のゲインを0にすることによってMV50-CL Clean本来の音をパソコンに取り込むことができます。

クリーンサウンドをチェック

まずチェックするのはTREBLE09時、BASS09時の控えめな設定です。

MIDDLEのツマミが無いのでTREBLEとBASSを低めに設定すると中音域を抑えたような綺麗な音がしますね。

クリーン系のコード進行を鳴らすにはこの設定かな。

TREBLEとBASSをそれぞれ12時に設定した音色です。

MV50-Cleanでの最もベーシックな設定ですね。

温かみのあるクリーンサウンドでアルペジオなどを鳴らすにはいい感じ。

TREBLE15時、BASS12時の高音が強調される設定です。

TREBLE12時、BASS12時の時よりも高音が強調されたことによってより煌びやかなサウンドになりましたね。

この設定にコーラス系のエフェクターを通すとさらに綺麗な音になりそうです。

TREBLE15時、BASS9時のより高音域を強調させる設定です。

ギターボーカルのコードストロークにぴったりな設定ですね。

爽快系なバンドサウンドにぴったりなクリーンサウンド。

TREBLE12時、BASS15時の設定です。

ずっしりと低音が強調される設定なのでジャズやクリーン系ジャムセッションなどで採用されそうなサウンドですね。

この設定に歪み系のエフェクターを通して太い歪み系のサウンドにするとバンドにより厚みが生まれそうです。

TREBLE9時、BASS15時のヘビーな設定です。

低音域のどっしりとした響きがバンドサウンドにより安定感を増すことができますね。

低音を強調するとサイドギターよりのサウンドになるので宅録でのコード進行パートで使用することができそうですね。

TREBLE12時、BASS9時の設定が私の好みのクリーンサウンドだったので、コードを弾いてみました。

切れそうで切れない細い糸のような粒の細かいサウンドの中に温かみのある低音の成分が心地良いですね。

コード進行もばっちり使えますね。

歪み系エフェクターとの相性は?

クリーンサウンドは十分宅録でも使えることが分かりましたが、歪み系のサウンドはどうでしょうか。

歪み系エフェクターと組み合わせてチェックしてみます。

この検証でのMV50の設定は全てTREBLE12時、BASS12時行います。

今回使う歪み系エフェクターはBOSSの名器、Blues Driver BD-2です。

幅広いギタリストに支持されている人気のエフェクターですね。

まずはTONE8時、GAIN12時のクランチ気味なサウンド設定チェック。

MV50-Cleanは歪み系エフェクターと組み合わせることで幅広い表現が可能なことが分かります。

TONE12時、GAIN12の攻撃的なロックサウンドもチェック。

MV50-Cleanのポテンシャルの高さが分かりますよね。

これで小型アンプヘッドなのでとてもコスパがよい製品だと思います。

最後はTONE12時、GAIN15時のほぼディストーションサウンドもチェック。

グイグイと低音が鳴る感じが弾いていてとても心地良いです。

他のエフェクターとの組み合わせ次第でメタル系のサウンドもMV50-Cleanで再現することができそうですね。

コーラス系エフェクターとの相性もチェック

私が個人的に試してみたかったコーラス系エフェクターとの相性チェックです。

今回コーラス系エフェクターで使用するのはJOYOから販売されているAnalog Chorus JF-37です。

JOYOの製品は基本的にコピー品なのでとてもコスパが良く、趣味程度に音楽を楽しみ人にはぴったりのメーカーです。

始めのサウンドはRate9時、Depth9時の設定です。

違和感なくコーラスが馴染んているのでかけっぱなしでも問題ないサウンドですね。

続いてチェックするのはRate12時、Depth12時の設定。

コーラス感がちょっとでてきましたね。

アルペジオや雰囲気を出したい時にとても心地良いかかり具合です。

しっかりと宅録でも使用することが出来ますね。

最後はRate15時、Depth15時の超コーラスをかけまくっている設定です。

楽曲の雰囲気を一気に変えたい時、もしくは歪み系エフェクターと混ぜて混沌としたサウンドを生み出したい時に使えそうですね。

MV50-Cleanはしっかりとコーラス系のエフェクターも反映できているので宅録でレコーディングしても大きな問題は無さそうですね。

エフェクターを混ぜてもいける

最後に私がサイドギターを弾くときによくやる歪み系+歪み系+コーラス系エフェクターのサウンドをチェックします。

使用するエフェクターはBD-2、OS-2、JF-37の3点で主にギターボーカルでのバンド活動時に私が使用しているエフェクター達です。

BD-2はクランチ程度の設定、OS-2でディストーション気味にサウンドを整えて、JF-37で音に揺らぎを与えるセッティングにしています。

オーディオインターフェースを通して鳴らしたサウンドは思えないですよね。

スタジオでアンプから鳴らしているような臨場感と迫力をMV50-Cleanは表現してくれます。

クリーンを鳴らしたい時は歪み系のエフェクターを切って使えばいいし、歪み系が欲しければエフェクターで鳴らせばいいし。

MV50-Cleanを買って本当に良かったです。

結論

MV50-Cleanを宅録で使用できるかチェックしました。

クリーンサウンドはもちろん、歪み系、コーラス系のエフェクターと組み合わせても本物の真空管アンプのようなサウンドを鳴らすことができる21世紀の発明品といえる一品です。

これ一台あれば大きいアンプヘッドの運搬もなくなり、スタジオでのアンプの前にマイクを置いて行うレコーディングも家でできるようになる。

本当に買ってよかったと思える買い物でした。

アンプヘッドを買ってみたいけど場所やお金に迷っている人はぜひMV50-シリーズを試してみてください。